おはようございます。
昨日一昨日と、約２ヶ月ぶりに記事を投稿し
例のごとく突発的な連日投稿が続きます。
長く持続しないタイプです。笑
今年の6月にスタートした歯科矯正もつい先日
今年最後の6回目の調整を無事終えました。
予定する3年（先生には3年以上と言われています）のうち
6ヶ月が経過。やっと15％くらい終了。
え。まだ15%なの。（震え声）
↑ 改めて計算するとやる気削がれるーw
でも残りの85%の期間でどのくらい変化するのか
今はとてもとても楽しみだったりします。
それは信頼できる今の先生に出会えたおかげだと思っています。
今日はそんな先生と出会うまでの
わたしの矯正歯科選び体験記（？）について書きたいと思います。
よろしくお願いします！
今日はちょっと長くなりそうなので目次つけます。
はじめに
私の矯正選びはとてもとても時間がかかりました。
偶然インビザラインの存在を知り、その手軽そうなイメージから
矯正したい！と思い始めたのが36歳のとき。
それから調べるうちに矯正への熱が高まり
無料も有料も含め矯正相談をいくつも受けました。
いくつかの矯正歯科には断られたり。
先生によって全く異なる数々の意見を前に
何がいいのか見つからない。わからない。
高いお金と時間と労力に見合う結果が不安になり
シンプルに言うならば迷子。
一時はやっぱり矯正はやめようかと考えるのをやめました。
そんな紆余曲折を経て、今年6月に治療スタートするまでに
実に２年が経っていました。
想定外にハードケースだった噛み合わせ
当初は「綺麗な歯並びってすてきー♡」くらいでした。
インビザラインなら目立たないし簡単そうだし
やってみようかな？と。
↑↑↑ インビザラインは食事中に外せるのがいいですよね。羨ましいです。
しかし実際に先生方に見てもらうと
自分が重度の過蓋咬合で、かつ上顎の歯が内向きに生えている
歯というより骨格的な問題が大きいケースだと知ります。
ぱっと見の歯並びが乱れてなさそうに見えて
実際は上顎前突や叢生よりも治療が大変。
東洋人に比べ欧米人に多いケースのため
良い症例経験が少ないとも。
そして顎関節症になりやすく、前歯に負担が大きく
寿命が短いというショックなことも知りました。
思い起こせば
小さい時に上の歯の付け根の歯茎を噛みきっていたし
口が開かなくなってじゃがりこを食べられなかった。笑
顎関節症だ。
そして上の歯の補綴がよく割れる理由も
それだったんだと教えられます。
歯科医によって治療方針が全く違う
いまの先生に出会うまでに私は
計7人の矯正専門医の方にお会いしました。
プラス、国立の高度医療センターの口腔外科医の先生が一人。
それぞれに診察をしてもらい、ざっくりとした治療方針概要をお聞きしました。
そもそも矯正の必要性がないという先生
「カコさんは矯正するほどの歯並びじゃないよー」
といってた、元々かかりつけの歯医者の先生。
高級住宅街にある（←私は在住ではない）歯科医だし、若い先生だし
矯正に理解が乏しいわけでもないと思うんだけど
同じ歯科医でも価値観って違うんだなぁと感じました。
麻布のインビザラインの有名医（認定医）
ガラス張りのすっごい近未来デザインなクリニックで
美人衛生士達がお出迎え…笑
インビザで噛み合わせはどのくらい改善されるのか
デメリットはどうなのか質問を重ねるうちに
表側矯正の上手な先生のところにいった方が良いと
他院を紹介される。。。（そこでもしてるんだけど）
最終的に海外での講演が忙しいという話を聞かされ
¥5,000お支払い。
元国立医療機関歯科医の矯正歯科（指導医）
無料カウンセリングなのにとても親身に
午前と午後診療の合間まで、それぞれの矯正装置でできることと
リスクを丁寧に説明してくださった世田谷区の先生。
この先生はいろんな選択肢をあげたうえで
ご自身の意見として、外科手術込みの外科矯正をおすすめくださいました。
ちなみにこちらは保険適用可能な国の指定医療機関でした。
ただ、ここでやってもらった補綴の見た目が酷くて酷くて…
それが決心できなかった理由かも…。笑
矯正って治療だけど、審美面のセンスの共感も大事だと思う…。
保険適用矯正治療についてはこちらの記事に書いてあります。
裏側矯正の専門医院（認定医）
最初のカウンセリングで「2年で完了できます」と断言され
その後「半額にします」というハガキを送って来たので
家から近いしここにするか！！とほぼほぼ決心。
その間に身についた知識をもとに
改めて細かな質問を送ったところ、急にメールの返信が途絶え
連絡が取れなくなってしまった謎の先生。
お元気でしょうかー（白目）
南青山の美容整形系列の矯正歯科
他の方のブログを見てカウンセリングを予約しましたが
結果、セラミック矯正で前歯6本総取っ替えをすすめられました。
噛み合わせについては特に言及なし。
もちろんセラミック矯正にも期間などメリットも多いですが
私の主訴は審美面だけでなく噛み合わせの改善だったので
今回は方向が合わず。
この他に、症例画像も説明もセンスも文句なしだったけど
見積もりがもらえず、費用の説明が口頭のみで
不安で決められなかった先生。しかも200万！
外科矯正を選ばなかった理由
外科矯正は今の先生を含め２度ほど提案されました。
外科矯正とは、術前矯正→外科手術→術後矯正というふうに
矯正の間に外科手術を行うというものです。
骨を切って骨格の位置を変えるので、物理的に
矯正装置での歯の移動距離を稼がなくてよくなります。
よって矯正期間の短縮となり歯槽骨への負担が軽くなります。
歯が動きにくい大人の矯正では非常にメリットです。
また国指定の医療機関でのみ対応可能で、基本的に保険適用となります。
実際に手術を行う外科医に会いいろんなリスクやメリットを聞き
結果断念した理由は以下の４点でした。
＊これらは全て私の場合のお話ですので、それぞれに異なります。
顔が長くなる？
私の場合、上顎を奥に移動させ下顎をほんの少し出す必要がありました。
そのため理論上、顔の下半身が少し長くなるということ。
小鼻が大きくなる？
上顎の位置の変化に伴い、小鼻が両側に少し引っ張られる
可能性があるということ。
８０%以上の確率で麻痺が残る
下顎は両サイドを縦にスライスするように切るそうです。
（マリオネット線みたいなイメージかな？）
そこに神経が走っているため、
下顎を切る場合は、ほぼ必ず皮膚に麻痺が残るとのこと。
麻痺といっても触った時にだけ感じる多少の違和感くらいで
次第に改善されることが多く、個人差も大きいとのこと。
逆に上顎だけ手術する人にはあまり起きないとのこと。
良くも悪くも顔の印象が変わる
美容整形でセットバック法と呼ばれる手術と
実質同じ手術です。ですから、良くも悪くも
顔の印象は大きく変わります。
しかもそれを美容整形外科医ではなく、口腔外科医に
「正しい噛み合わせをつくる」目的で委ねる必要があります。
医師の腕うんぬんだけでなくセンスが重大…。
顔のことだからやっぱり大きな変化は怖い。
そう思い私は外科矯正を選択できなかったのでした。
矯正医が勧める矯正医に出会う
そんな迷子になってた頃は、寝ても覚めても頭の中が矯正のことばかり
手術しなきゃ私の口は治らないの？
矯正でどこまでできるの？
誰を信じればいいのーーーーーーーー
な状態。
気づけば口を開けて笑えなくなっていた時に会ったのが
相談した中で唯一の女医先生。年も近く話しやすく
「わたしの噛み合わせは外科矯正じゃないと難しそうだけど
手術は正直迷っている」という私の結論を話したところ
その先生が
「正直、カコさんの噛み合わせは結構難しいので
理想を求めるなら、外科手術を勧める意見も十分納得できます。
うちの先生方もみんな上手だし頑張ります…
でももし私が、自分や身内の人間にすすめるなら
絶対この方に…っていう先生が二人います。
その先生なら矯正でなんとかできるかもしれない。
話を聞いてみてやっぱり外科矯正を選んだとしても
絶対に綺麗にしてくれるはず。
会ってみますか？」
と。
数日後に２通の紹介状と、とても丁寧な手書きのお手紙を
送ってくださいました。そこには
「矯正治療はとても長く、医師と患者さんが
二人三脚で共に頑張らなきゃいけません。
先生とのフィーリングはとても大事です。
だからぜひお二人とも実際に会ってみて
素直にいいな！と思った先生を選んでください。
お二人とも経験と技術は間違いなく、とても尊敬できる名医です。
安心して全て相談してみてください」
とありました。
で出会ったのが今の先生です。
「抜歯当日のグジュグジュの状態の時が歯が一番動くんだよ
血が出てるのがちょうどいいから大丈夫（ニコッ）」
私の矯正の先生はけっこう血の気が引くことを
実に楽しそうにおっしゃる。
スタッフからは
「先生は忙しすぎです。人生を損してますよ。」
なんて言われながら笑っている
朗らかで、頼もしくて、元気を出させてくれる、いい先生です。
来年からもよろしくお願いします☺︎☺︎☺︎
最後までお読みくださりありがとうございました。
長名と失礼しました。
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